当スタジオで制作した印刷物を実際に店舗経営の要として活用している例をもとに、紙媒体の活用術をいくつかご紹介致します。
飲食店は物販と違い、来店すれば必ずお金を頂けると言われますが、席数に限りがあり、空いた席ではお金は頂けません。
まずは席を埋めることが第一歩となりますが、集客の為に何をしますか?
誰もが思いつくことはチラシ(フライヤー)を配ることだと思います。
では、チラシを配っていますか?
チラシを配っていない理由は、チラシ作成代金や新聞などの折り込み代金に莫大なお金がかかると思っているからではないでしょうか?そして、その代金をかけてもその分の見返りがないと思っていないでしょうか?
例えば、当社でA4サイズのフルカラーチラシを3000部つくると28,000円からで作成できます。
新聞の折り込みは正直高額な費用がかかります。
ーここからが当社でチラシを作成頂いたお店の実例です。
利益を得る為とはいえ投資に高額はかけられないと思ったA店は、
この富士五湖地域で外食が必要な人が居る、ビジネスホテルに飛び込みでチラシを置かせて欲しいと持って行きました。
すると、ホテル側も案内できる飲食店の情報が欲しかったと言って頂き、多くのホテルで置いて頂けることになりました。
そして、富士吉田商工会議所会員だと、月に一度の広報に折り込みチラシを入れられることを知りました。商工会議所会員2000件以上に配ることが出来て1回約20,000円です。
新聞折り込みや、自分でDMを送る切手代などから考えても格安だったので、何度か利用しました。
ここで大事なのは、投資の見返りを知ることです。
知る為に、クーポンを付けます。魅力的なクーポンです。
魅力があれば使う為に来店してくれるきっかけになるのは勿論ですが、
魅力が無ければチラシを見て来てくれても、わざわざクーポンを出さず、
『チラシの成果だと店側で知ることが出来ない』からです。
チラシのクーポンを持って来るお客様は月に4組程度、ざっと計算して月に4万円の成果が出たそうです。
ホテルにチラシを置きに行くのは3ヶ月に1度で、商工会議所の広報を半年に1度利用したので、
半年で投資額は48,000円、年間96,000円の投資で48万円の見返りがありました。
このお店は接客も良く味も良いと、チラシを見て来店されたお客様の半分はリピーターとなったので、成果はこれ以上と言います。
これは成功例ではありますが、まずはお店を知ってもらい来店して頂く為のツールとしてチラシはやはり欠かせないものだと証明してくれた実例だと思います。
メニュー表はただ種類と金額を記しただけのリスト(表)だと思ってはいませんか?
それではもったいない!!
メニュー表は店側がお客様に「当店の楽しみ方」を記した、ハウトゥー表です。
お客様からすると、初めて訪れた店でメニュー表を見て、ただの箇条書きだと、
何を注文すれば良いのかわかりません。
おすすめは?と聞くのも少し面倒です。
結局当たり障り無さそうなメニューをある程度注文して、お腹は満足して帰ります。
感想は「普通に美味しかった」。
楽しんでいただけたでしょうか?
飲食店は楽しく食事ができることで繁盛します。
貴店の楽しみ方は、店側がお客様に伝えていかなければなりません。
オススメのメニューは何ですか?絶対に食べてもらいたいメニューがあるはずです。
「当店を楽しんで頂けるメニューの選び方」って店側は知っていますよね。
ーここからは当社でメニューを作成させて頂いたお店の実例です。
B店では、スタッフにもリピーターのお客様にも人気のメニューがありました。
勿論、店主も一番自信のあるメニューです。
だから、仕込みでは多く用意しておきます。でも、新規のお客様ばかりの日には仕込んでおいたものが注文されずに残ってしまうことが多々ありました。
このメニューは新鮮さが命なので、注文されず残ってしまえば損失が生じます。
売れ筋なのに、損失も生じてしまうと、店側からしたらとても「扱いにくいメニュー」になってしまっていました。
そこで、このオススメメニューをメインにしたメニュー表に作り変え、このメニューと一緒に食べてもらいたいメニューも選びやすい場所に記載すると、
新規のお客様もオススメメニューを必ず注文し、一緒に食べてもらいたいメニューで満足し、最大限にB店での食事を楽しんで帰られるようになりました。
メニュー表によって店のコンセプトがお客様にもわかり易く伝わり、
店を楽しむことが出来て、紹介してくれるお客様が増えました。
わかり易く、見ただけでワクワクして「あれもこれも食べたい!」と思って頂けるメニュー表が、
客単価を上げ、満足度を上げ、客足を近くさせる最強の売上獲得ツールなのです。